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5月, 2018の投稿を表示しています

子どものレジリエンス力を思う「Kくんの例」

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こんにちは、理事の本間です。 Kくんの例・・・自らの「生きづらさ」を自覚して心と体に向き合った生徒 私が天津わかしお学校に在任の時、 6年生にKくんという児童がいた。 肥満の改善のための入学だったが、 実際には 「怒りの感情をどのように制御するか」 というのが大きな課題だった。 前籍校では、怒りの感情が起きると、 体が大きくて体力があることもあって、 他の児童から敬遠、疎外されることもあったようだ。 天津に来てからも、 寮でしばしばトラブルを起こした。 1学期に、平賀恭子先生に来ていただいて、 ヨガを取り入れたエクセサイズを学んだKくんは、 それがとても心地良かったようで、 東京に戻った際(帰京日)に、 自ら平賀先生のスタジオを訪ねた。 これには、私もたいへん驚いた(うれしかった)。 つまり、 日頃から怒りのコントロールに課題があり、 暴力的な行動が絶えなかったKではあったが、 本人は、心に「生きづらさ」抱え、 悩んでいたことが改めてわかった。 自分の気持ちに正直に生きているのに、 なぜか自分のまわりでトラブルが絶えない・・・ これは、本人も望んでいる状況ではないのである。 なんとか、成長したい、 友達と良好な関係をつくりたい、 というのは切実な思いだったのだろう。 こうしたことがきっかけで、 ヨガのエクセサイズを行うことを通して、 自分の心と体に向き合うことを始めたことで、 Kくんの生活は安定していった。 もちろんトラブルは皆無になったわけではないが、 一定の節度をもって、 感情をコントロールできるようになった。 卒業後は、 進学した中学校で生徒会の役員を務めている という報告に本人が訪れた際には、 私は大きな喜びを感じた。 自分から望んで問題行動を 起こそうとする子どもはいない。 みんな、学校生活の中で友達とともに 喜びを味わいたい のである。 「困った子」は実は「困っている子」 である、 という考えも、多くの教員のみなさんに浸透してきている。 その「子どもの困り感」に寄り添い、 その解決のための方法として...

子どものレジリエンス力を思う①

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こんにちは、理事の本間です。 (写真は本間先生と天津わかしおヨガの楽曲を提供してくれた ダフネ・ツェ さん) 「やり直し」「再出発」「再トライ」につながる「意味ある反省」につなげるために レジリエンスの意味として、 「復元力」あるいは「折れない、しなやかな心」 ということを示すこととうかがい、 元小学校教員の一人として考えてみた。 「子どもは発展途上人」であるから、 当然、失敗し、間違いをする存在である。 「失敗は成功の母」。 失敗することは、 成長につながるヒントに満ちた“宝の山”であるはずだが、 一歩間違えた対応をすると、 自己肯定感を下げ、 子ども自身がパニックに陥る危険性、 あるいは更なる問題行動につながる危険もある。 私は、教室でトラブルを起こし、 校長室に来る(来させられる) 児童のクールダウンに携わることも多かったが、 そうした児童の心の中を覗くと 怒りと不安の感情がいっぱいであった。 学校教育の中では、 問題行動を起こしたり、 トラブルの中心となり 叱責されたりした児童に対しては、 自らの行動のふりかえりと 「反省」が求められる。 しかし、「反省」を求められても、 表現力や語彙が乏しい児童は、 教師が求めるような反省の言葉が表現しきれず、 更なる叱責にあうことも少なくない。 子ども自身の心がともなわない、 形だけの「反省」だけを 求める指導の危険性がそこにある。 レジリエンスの考え方にしたがえば、 問題行動からの「復元」、 すなわち「やり直し」の方法と、 それを行う意欲を喚起して 初めて意味のある「反省」が 行われたことになると言えるだろう。 私が、「反省」のために校長室に来た時の 子どもに接して、いつも感じていたことは、 怒りの感情を持っているときの児童は、 例外なく「口呼吸」であり、 過呼吸に近いような浅く荒い呼吸をしている ということだ。 このような状態で、 いくら説諭し、 「反省」を求めても、 子どもが実感し 「やり直し」に向かって再出発しよう、 という積極的な考えに到達できない。 ...

板橋区立新河岸小学校 親子ヨガ教室

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2018 年 5 月 19 日土曜日、 板橋区立新河岸小学校 で 大空クラブ主催親子ヨガ教室を開催。 午前中は学校で保護者会が開催され、 その後の行事ということで 保護者の皆さんも参加しやすかったようです。 参加者は小学校1年生くらいから 保護者の皆さんと先生達も含めると総勢 50 名ほど。 保護者も誘い合っての参加もあった様で 和やかな雰囲気の中スタートしました。 水曜日に開催した教員向けヨガ講習会と同様に 親子のコミュニケーションを深めるタッチング、 背中叩きから始めました。 4、5年生はお友達同士で参加のグループもあり、 楽しそうな声が響きます。 その後は 「二人で行うヨガ」 「一人で行うヨガ」 を混ぜ、飽きないように進めます。 二人ヨガを親子で行う際には、 体格の違いに気を配る必要があります。 それらの注意点も加えながら進めました。 保護者のみなさんがとても熱心で、 終了後は質問の声かけもありました。 これから学校でヨガをスタートする予定とお伝えしましたら、 とても嬉しそうでした。 私も嬉しいです! 会の開催にご協力くださった青空クラブの皆様、 板橋区青少年健全育成委員会の皆様、 本当にありがとうございました! 一般社団法人ユースレジリエンス研究所

板橋区立新河岸小学校 教員ヨガ講習会

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2018/5/16  板橋区立新河岸生姜校にて教員向けヨガ体験講習会を開催。 校長先生、教頭先生も参加する中、 全教員参加型のヨガ研修会を開催しました。 今年度4、5年生向けの ヨガ体験授業も予定されており、 先駆けて教員の皆様にも ヨガ体験して頂きました。 こども達に指導する上でというより、 普段激務でお疲れ気味の先生方の為のプログラム、 ヨガの良さを味わって頂くことを テーマに構成しました。 皆さんに質問を投げかけると、 身体が固いこと、 ヨガが初めてということもあり 緊張気味、 肩こりや腰痛も抱えているということでした。 どうすればリラックスできて、 心地よく楽しくヨガ体験して貰えるかなと その場で試行錯誤。 先生同士で触れ合う、 タッチコミュニケーション的な 二人ヨガからスタートしました。 呼吸が楽にできる身体に整える 緩やかなストレッチ、 そしてちょっと楽しい二人ヨガまで行いました。 最後はシャバーサナというお休みのポーズ。 身体がとろけていくように誘導をつけた ヨガニドラ(眠りのヨガ)まで体験して頂きました。 板橋区教育委員会からは教育長、 コミュニティースクールの担当者の方も しっかりと体育着に着替えて参加くださいました。 体験した先生方から届いた感想は以下とおりです。 ・ヨガは難しいイメージがありましたが、とても簡単に取り組めて楽しかった。 ・普段使ってなかった筋肉を動かしたので、気持ちよかった。家に帰ったらぐっすり眠ることができた。 ・時間が止まったように気持ちを落ち着けて取り組めた。 ・多忙な中でも、リラックスできる時間があり、その後の仕事の効率がぐっと良くなった。 さて、今週土曜日は保護者に向けて親子ヨガが開催されます。 ホームページはこちらをご覧ください

第1回理事会開催

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2018年4月25日に一般社団法人ユース・レジリエンス研究所を設立しました。 そして本日5月14日は理事たちの初顔合わせ、第1回理事会の開催です! それぞれの理事たちの自己紹介からスタートして、「子ども達のレジリエンス力を高めるためにできること」に対する熱い想いを語り合いまいした。そもそもレジリエンス力は高めなくても子ども達には備わっているよね!温故知新だね、バックトゥーザ・フューチャーだ、など・・・2時間では語り尽くしきれず、続きは次回に繰り越しとなりました。それぞれの想いは今後ブログの中でも綴っていきたいと思います。 今後の活動の予定は、5/16板橋区立新河岸小学校で行う教員向けヨガ講習会、5/19同じく板橋区立新河岸小学校で行う保護者と子供達向けの親子青空ヨガイベント。それぞれのテーマや詳細について意見交換を行いました。 皆さまのお役に立てる内容になるように、丁寧に作り込んでいきます。開催報告の記事は改めてアップしていきますね! どうぞこれからもユース・レジリエンス研究所を宜しくお願い致します! ホームページはこちらをご覧ください

初めまして

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一般社団法人ユース・レジリエンス研究所です。 ブログを訪問くださりありがとうございます。    代表理事の平賀きょう子です。 私たちユース・レジリエンス研究所は、児童、青少年の子どもたちのレジリエンス力、自己肯定感を高める「生きる力」を育てる活動を行います。そのためには、子ども達のみならず、先生、保護者、地域社会の大人たちもレジリエンス力を高めていくこと、私たちひとりひとりが意識すること、変化することで周りの人間関係が変わります。 社会全体がお疲れ気味で、周りを気遣う気持ちの余裕がなくなってきていると思います。ひとりひとりの心と身体の健康を培うこと、肩肘張らずにリラックスできる穏やかな気持ちを整えていくことで、自分・他者・社会・環境・自然を大切に扱う心が生まれると思います。子ども達、私たち大人のすでに持ち備えているレジリエンス力(自己回復力、温故知新)をしっかりと養い、心と身体が健康でバランスのとれた状態になることは、穏やかな人間関係を育むことに役立つと信じ ています。 ホームページはこちらをごらんください。