からだには2つの風船があると思ってください。 胸の風船とお腹の風船です。 胸の風船は黄色、お腹の風船は青です。 それぞれの風船は1つずつ出口があります。 胸の風船は息を吐く出口、口や鼻から息を吐きます。 お腹の風船は排泄物を出す出口骨盤の下にあります。 それぞれの風船の間には横隔膜があり、2つの風船と繋がっています。 a は息を吸っています。横隔膜が下に押されて、お腹の風船の上の方(お腹の上の方)が前にせり出ています。 bは息を吐いています。横隔膜が上に引き上げられ、お腹の風船の上の方(お腹の上の方)が背中側に引き寄せられています。 次に胸の骨(胸骨)を見てみましょう。 横向きの肋骨の向きを見ると分かりますが、息を吐く時(左)は肋骨が下向きになりぺたんこです。 吸っても吐いてもいない時は真ん中です。 息を吸っている時(右)は肋骨が横向きになり、胸郭は一番大きく広がっています。 肋骨を鳥かごに例えてみましょう。 鳥かごを大きく膨らましながら息を吸い、鳥かごを小さく縮めながら息を吐きます。 両手を胸郭の横に置いて呼吸をしてみると分かりやすいですよ。 ゆっくりと呼吸をすると分かりやすいので、1、2、3とゆっくり息を吸って、鳥かごが大きく広がるのを確認しながら1つ息を止めて、1、2、3とゆっくり息を吐いて、鳥かごが小さく縮むのを確認して1つ息を止めて。慣れてきたら、4つ数えて呼吸をして2つ止める。。。と繰り返してみましょう。 資料は「最新ヨガアナトミィ」レスリー・カミノフ エイミー・マシュー 共著より抜粋です。